こんんちは。NPO法人アトピーを良くしたい(アト良く)の横井謙太郎です。

 

医療情報サイト「WELQ(ウェルク)」を運営しいるDeNAが謝罪会見しました。ニュースでも多く報道されていましたね。毎日新聞によると、WELQ(ウェルク)に不適切な医療情報が掲載されており、問題となっています。

 

【ガンに効くきのこ】という掲載もあったそうです。DeNAの南場会長は、旦那さんがガンで、その看病のために2011年に社長を退任しており、残念ながら5日に亡くなられているそうです。その直後にこのニュースなんですよね。何とも言えない気持ちになります。

 

また、【アトピーに効果のある化粧品】という掲載もあり、商品へのリンクがあったそうです。これも、薬事法上違反の可能性が高いです。キュレ―ションメディアというのは、自動にしろ、手動にしろ、いろいろな情報をまとめたものを言いますが、その性質上、いつかこのようなことが起こるのではと言われていました。法整備されるまでは私たち読み手が、これは本当なのだろうか?と騙されないようにしなければならない。

 

私はIT業の経験も長く、アト良くのサイトも運営していて、今ではアトピーサロンアトピーカウンセリングの申し込みはwebサイト経由が非常に多い。オンラインからオフラインに繋がっています。だからwebの世界はとても大切。

 

でも、こういったニュースが流れるたびに、本当の幸せとはどこにあるのだろうか?と考えさせられます。ITは広がり、経済にも生活にもなくてはならないものとなりました。今では、AIにVRです。どこまでいくのかな。便利になることと幸福であることは必ずしもイコールではない。そんなことを考えてしまいます。

 

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Googleで「アトピー」と検索すれば、2730万件の情報がでてくる。アトピーの世界は、「ステロイドは標準治療なんだから必要だ」、「ステロイドは怖い薬なんだからそんなの塗ってちゃダメだ」を代表に真逆のことが言われている。漢方、食事、運動、サプリメント、湯治や温泉、化粧品やクリーム、様々なものがヒットする。何を信じれば良いのかわからない世界がどんどん広がる。

 

といいながら、web使ってるだろ!というツッコミがありそうです。そう、戦略的にwebは使います。でも、正しい情報を伝える必要がある。ステロイドを使うべきか使わないべきかを議論していたってアトピーが良くなるわけではない。アトピーを良くするための手法論は百人百様。でも、書籍「アトピーが治った。」でも表現したように、内面には共通点がある。モチベーションを生み出だし続けることができるかどうかです。治った人の視点は、そのために家族がいるし、そのために信頼おける皮膚科医がいた。モチベーションを維持し続けるコツのようなものがあるわけです。

 

アト良くではその人の内面をサポートしていきます。アトピーの世界にとっても、思いやりのあるネット社会であってほしいですね。

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