ご無沙汰しております。

マー坊です。

 

 

前回の食品添加物を減らす方法その1では、

身近な調味料を見直してみるについてお伝えしました。

私自身もあらためてお家の調味料を見直してみました。

 

そうそう、今年の大寒の頃(2月)に仕込んだお味噌が出来上がり、

自家製の手前味噌を楽しんでいます。

材料も大豆、麹、お塩のみです。

仕込みのときには腐らないために酒粕で蓋をしておくのもポイントです。

究極の添加物フリー味噌です。安心ですね。

来年の年明け、

良かったら皆さんも自家製味噌の仕込みに挑戦してみてください。

お子さんと一緒にお味噌つくりなんてのもいいかもしれません。

 

 

さて、今日は、

 

2.◯◯の素を使わない

 

というお話です。

例えば、

だしの素、親子丼の素、麻婆豆腐の素、中華だしの素(ウェイパーなど)、

回鍋肉、エビチリの素、鶏がらスープの素などなど。。。

基本的には、料理が手軽に作れるためのものです。

 

これらの何が問題かというと、

その中に含まれる、

調味料(アミノ酸)

という添加物です。

 

この『調味料(アミノ酸)』という表記、

よく見かけませんか?

 

この正体は、

簡単にいうと、

『うまみ調味料』です。

代表的なものだと、味の素ですね。

 

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ではそのうま味調味料とは?

それは『グルタミン酸ナトリウム』という物質です。

 

人間に必要な三大栄養素として、

炭水化物(糖)、脂肪、タンパク質(アミノ酸)

があります。

そうアミノ酸は身体に必要なものであるのです。

人間は身体に必要なものを、

「おいしい」と感じます。

その仕組みを利用したものが、

「調味料(アミノ酸)」なのです。

味の素やウェイパー、の素は、

人間が「おいしい」と「感じられるように」つくられています。

 

ではなぜそれが問題となるのでしょうか?

 

これはとある和風だしの素の原材料です。

調味料(アミノ酸等)、食塩、砂糖類(砂糖、乳糖)、

風味原料(かつおぶし粉末、かつおエキス)、酵母エキス、小麦たん白発酵調味料

 

原材料は、その含有量が多い順に表示されます。

かつおや昆布ではなく、

調味料(アミノ酸)=グルタミン酸ナトリウム

が一番多く含まれているようです。

 

毎回、調理のたびに、この和風だしの素を使っていたとしたら?

味は特に問題ないでしょう。

だって「おいしい」と「感じるように」作られているのですから。

でも本当の鰹や昆布のお出汁の味を身体は覚えるでしょうか?

この和風だしの素に本来の栄養成分はあるのでしょうか?

この味に慣れてしまったら?

 

この調味料(アミノ酸)とは、

「おいしい」と「感じる」、

一種の味覚麻痺状態になるのです。

 

そうこの状態に慣れてしまっては、

味覚障害となり、グルタミン酸ナトリウムの過剰摂取となってしまいます。

(グルタミン酸ナトリウムは1食2gの摂取量を超えると、

顔面麻痺などの症状が出ると言われています)

 

 

ただ現在の食生活では、

この「調味料(アミノ酸)」を全て排除するのは、

とてもむずかしいことだと思います。

なぜなら世に出回る食品の多くに含まれているからです。

 

それでも意識的に減らすことはできます。

それが、◯◯の素を極力使わない、

という「意識」です。

 

例えば、麻婆豆腐は素を使わなくても、

今やネットで簡単な食材で作れるようなレシピを探すことができます。

本格的な麻婆豆腐を食べたい場合は、

本格的な麻婆豆腐を作っているお店にいきましょう!

もしくは甜麺醤と豆板醤を買って、作ってみましょう!

少なくとも麻婆豆腐の素は本格的な麻婆豆腐ではありません。

 

和食の基本、お出汁も、

できれば昆布や鰹節、煮干しなどで取りたいものです。

一番簡単なのは、煮干し出汁です。

昆布と煮干しを水につけて一晩おくだけです。

鰹節のお出汁も、お茶パックに入れれば、

手軽に出汁を取ることができます。

ただ、やはり忙しいご家庭ですと、

毎食毎食それをするのはなかなか大変ですよね。

そういう場合は、

アミノ酸の入った和風だしの素を使わず、化学調味料無添加のだしパックに変更する、

顆粒の和風だしを使いたい場合でも化学調味料無添加のものにする、

などだしの素を使う場合も原材料を見てみてください。

 

ちなみに、

鶏がらスープやブイヨン(洋風スープの素)も化学調味料無添加のものがでています。

さすがにこれらを家で寸胴で作ることはできないので、

使う頻度も少ないため無添加のものであれば使ってOKと自分でしています!

 

ただ、調理の際に、

野菜やお肉などから出る「うま味」を最大限に引き出すと、

だしの素系のものを使う量も半分で済ますことができますよ!

 

 

「おいしい」と「感じる」食べ物ではなく、

本当に「おいしい」食べ物を食べて、

きちんとした味覚を培うことが、

とても大事なことであると考えます。

 

 

 

 

 

余談……

京都の日本料理では、

「うますぎてはあかん」

(うま味がですぎているのはおいしくない)

という言葉があります。

 

 

 

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