こんにちは。NPO法人アトピーを良くしたいの横井です。

 

先日、中目黒のドンキホーテで1,980円の抱き枕を衝動買いしました。衝動買いってほどの価格じゃないか(笑)その場で抱き枕を抱いてみると、肌触りが良く、何かしっくりきていい感じでした。それだけの理由で買ったのですが、数日試してみると、なんか寝つきも良いし、何とも言えない安心感があります。

 

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アトピーの人の悩みダントツの第1位は、「夜かゆくて眠れない」です。で、みんな掻かないように、一生懸命対策をします。例えば、手袋をしてみる、手を縛る、冷やすなど。これは、「掻かないようにする」という対策です。これでうまく行けばもちろんん全く問題ないのですが、手袋はいつの間にか外し、縛るのは何とも言えない気分になりますし、冷やしても時すでに遅し、という経験のある方も多いのではないでしょうか。

 

そこで、発想を変えてみます。

 

「掻かないようにする」→「どうしたら良く眠れるようになるか?」

 

どうでしょうか?どのようにすれば良く眠れるようになると思いますか?正解ではなく、納得解を探してみてください。自分流に出会うことが最も大切です。

 

内外環境でわけて考えてみました。

 

【外部環境を整える】

マットレスは7~8年に一度は変えた方が良いそうですよ。使っているうちに、マットに癖がついてくるので、マットをひっくり返すのが良いですね。頭と足の方向でひっくり返す、表裏をひっくり返す、2種類あります。先ほどの私のように抱き枕を使ってみてはどうでしょう?安心感倍増です^^

 

空気清浄器加湿器を入れる。すでに入れている方も多いと思いますが、空気がキレイ!という気分の良さや安心感のようなものと一緒に寝てみるのはいかがでしょうか。因みに、もくもく白い水蒸気がでるタイプの加湿器は毎日掃除しなければいけないと言われています。安くていいですけね。そのぶんメンテナンスが面倒くさいのです。

 

パジャマで気分転換。アトピーが重度だったころ、シルクのパジャマにハマったことがあります。肌触りが気持ちが良いという感覚はアトピーを良くするためにとても重要だと思います。また、自分の好きな色を楽しむということでテンションが上がることもあるかもしれませんね。肌がボロボロだったころ、シルクを患部にあてることが習慣になっていました。シルクは吸収力が良い上に、すぐに蒸発するという特性をもっています。汗や浸出液を吸い取ってくれる感覚が安心感にもつながっていたように思います。通常の素材よりはどうしてもコストはかかりますが。

 

パートナー。これを使わない手はありません!なんて言ったら怒られてしまいますね(笑)アトサロで、「彼氏に掻かないように手を握ってもらっていたら、良く眠れて、アトピーが良くなっていった」というシェアがありました。その瞬間、他の女子からは、「きゃー!」という歓声が♪素敵ですよね。あと、皮膚科医清水良輔先生が言っていましたが、あまりにも掻いていたらパートナーに起してもらうというのも1つの手だそうです。

 

【内部環境を整える】

ヒーリングミュージックで、リラックスする。アトサロ講座でもやりましたが、アロマを使って嗅覚にアプローチしてみるのも良いと思います。効果はさまざまですが、ポイントは自分が嗅いでみて、心地よいと感じる香りが一番重要だそうです。聴覚や臭覚にアプローチすることで掻く回数が減る可能性があります。

 

・寝る前に瞑想をする。テレビやスマートフォンなど便利な時代ですから、寝る寸前まで何かをして頭を使っているということが多いですよね。睡眠の質に影響すると言われています。そこで、寝る前にベッドの上5分、10分でも良いので瞑想をしてみます。難しく考えることはなく、ベッドの上にでも座って、目を半開きにして、ゆっくりと呼吸をするだけです。鼻で吸って、鼻か口で吐くのが良いと言われています。吸ってお腹を膨らまし、吐いてお腹を凹ます腹式呼吸が良いですが、できなければゆっくり吸って、ゆっくり吐くだけでも問題ないですよ。

 

呼吸法。さきほどの瞑想のときもこのゆっくりした呼吸が大切ですが、呼吸法はどんな場所でもできます。例えば朝起きたときに、カーテンを開けて、背伸びをしながら「う〜ん!」と深呼吸する。よくスポーツを見ていると、試合が始まる寸前に深呼吸をしているシーンを見ませんか?勉強熱心な方だと、「交感神経と副交感神経の関係」を勉強された方もいると思います。その深呼吸によって、緊張状態を和らげようとしているということですね。あと、掻いているときを想像してみてください。ほとんど呼吸を止めて、力を入れて掻いているイメージありませんか?ぜひセルフモニタリングをしてみてください。そのときに、深呼吸すると掻く回数を減らすことができるかもしれません。

 

湯船につかる。アトピーの人はあたたまったり、汗をかくとかゆくなると感じる人が多く、湯船につかることを避けシャワーで済ませるという方も多いようです。人それぞれですが、睡眠の質という点からは、湯船につかり温まった方が良いとも言います。私も半身浴で汗をかけるようになってから、睡眠の質が上がってきたという感覚があります。アトピーの人は真面目な人が多いなと感じますが、いきなり始めるのは良くありません。徐々にカラダを慣らしていくと良いでしょう。始めは胸の下までお湯をはり、38度くらいにして、3分くらいからが良いでしょうね。あまり無理をなさらずに。お風呂は体力を使うと言われていますので、カラダが疲れて睡眠が深くなるという相関関係もあるのかもしれませんね。お風呂からあがってすぐにベッドに入らずに30分くらいしてからの方が良いと言われています。

 

・適度な運動、ストレッチ。質の高い睡眠のためには、昼の起きている時間帯にカラダを使っておくことが必要ですよね。ある程度疲れさせておくと言っても良いかもしれません。運動すると目標を立て、ジム通いをしたけど長続きしないなんて経験ありませんか?私にもあります。いきなり100%を目指すのではなく、お風呂上りに軽くストレッチをするくらいからで良いと思いいます。お風呂上りというのは筋肉が緩んでいるので、筋を痛めるリスクも軽減できます。

 

さて、いろいろ書いてきましたが、これはあくまでも参考程度です。また、すべてやる必要もありません。自分が合うものをピックアップして試してもらっても良いですし、自分流を考えてみるきっかになると嬉しく思います。

 

アトピーが少しでも良くなりますように、みんなで進んでまいりましょう☆

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