こんちには。NPO法人アトピーを良くしたい(アト良く)の横井謙太郎です。

 

3月に入り暖かくなってきましたね。と同時に花粉症で目がショボショボ、鼻がグシュグシュになっている人も多そうですね。私も目頭がかゆいです(泣)今日は、アト良くが終焉を迎えるときの2つのパターンを考えてみました。

 

パターン1:【副作用のない薬が開発された】

今から30年後。2046年、私は70歳です。この30年でアトピーの研究が飛躍的に進み原因が解明され、副作用のない特効薬が現れます。重度のアトピーであっても、その薬を3日も飲んだら、肌はツルツルになります。それは、まるで風邪を引いたくらいなものになっている。

 

おじいちゃんになった私は、子どもたちにむかって、「昔は、原因がわかっていなかったから、アトピー性皮膚炎を治すのが難しかったんじゃ。でも今は、良い時代になった。薬を飲めば、痒くて眠れない日も、白内障も、いじめも、うつ病も、ないんじゃからな」と言っています。

 

そして、最後にこう言います。

 

「これで、私たちNPOの役目も終わったね。」

 

SONY DSC

 

パターン2:【アトピーとカウンセリングが当たり前になった】

時は2046年。30年経ってもいまだ原因はわかっていません。副作用のない特効薬も存在しない。30年前の2016年はアトピーと言えばステロイドを塗ること。そして、脱ステ、食事療法、サプリメント、漢方、様々な保湿剤など、民間療法も含め様々な考え方がありました。「100人のアトピーの人がいれば、100通りのアトピーの良くなり方がある。」このコンセプトでアトピーサロンを開催し続けました。

 

手法は100通り、ストーリーはそれぞれ100通りなんですが、ある共通点を見つけました。それは、良くなった人の内面がどういう状態であったか?ということです。人のモチベーションや闘争心によって、アトピーが改善することが明確になった。

 

そして、30年経った今は、アトピーには、カウンセリングをすることが当たり前となり、辛さや苦しみ、悩みが減り、アトピーQOLは2016年と比べ劇的に向上している。いつでもどこでも、プロフェッショナルな人たちがたくさんいるから安心な状態です。

 

そして、こう言います、

 

「さて、もう歳だし、そろそろ引退しようかね。」

 

IMG_7824

 

薬の開発が先か、NPOの活動の浸透が先かどちらでも良いのです。私たちのミッションは「アトピーの人々がHAPYYになる社会創る」ことだからです。自分たちには何ができるのか?これを少なくとも30年は考え続けるのでしょう。

Pocket