こんにちは、NPO法人アトピーを良くしたいの横井謙太郎です。

通勤中に周りの人を見ていると、パパと子供が手をつないで通勤する姿を良く見るようになりました。仕事前に保育園に連れて行くのか、大手であれば会社の託児所を利用しているのでしょうか。

先日、バスに乗っていたときのことです。早期退職をしたであろう60代の、オシャレな細身のジャケットを着たおじさまが、1歳くらいの女の子を抱っこしてプライオリティシート座っていました。そこに、IT業に勤めている風の30歳前後の男性が、1歳くらいの女の子を抱っこして乗ってきて、プライオリティシートに座りました。

私はプライオリティシートの前に立っていて、向って右から、おじさま、ITパパ、元気なおばちゃんが座っています。おじさまとITパパは「いくつですか?」と質問しながら会話をしています。元気なおばちゃんは、1歳くらいの女の子たちにしゃべりかけています。何とも微笑ましい光景で、朝から気分が良くなりました。

昔にはあまり見られなかった光景ですよね。イクメンに元気な高齢者。

この光景を見てアトピーを良くすることができると思いました。だから気分が良くなったんです。

アトピーの世界って、油がダメ~、チョコはダメ~、ホコリダメ~、ダニもダメ、ペットダメ~、掃除しなきゃダメ、日光はダメ~、ステはダメ~・・・「おぉぉーい!ダメなもの大すぎだわ!!」とツッコミたくなります。

そんなんじゃないんですよ。アトピーに絶対ダメなものはたった一つです。それは「孤独」です。

さっきの光景から、家族システムを作ることができる姿が目に浮かびました。イクメンシステムと言っても良いかもしれません。ママは育児だけでも大変です。さらに子供がアトピーだったらもっと大変です。理事である、皮ふ科しみずクリニックの清水良輔先生(良ちゃん先生)も言っています。「診察にくるのはママと子供。パパがくることはまだまだ少ない」と言います。

イクメンという言葉が一人歩きしてる。それが当たり前のようになってきたように見えるけど、現実はママが求めるようなイクメンではないとも言えます。

パパが一緒に治療に取り組んでくれたら、子供のアトピーはグンと良くなる。なぜならママの負担が減るからです。子供はそれを良く見ているから、感じるんです。孤独というのは、

アトピーの本人にも言えますし、ママにも言える。

コミュニティが必要です。簡単に止めるような中途半端な気持ちではできないし、資金面でもきちん運営していかないと継続することができません。だから、NPO法人アトピーを良くしたいを設立しました。アトピーサロンがあり、メルマガがある。カウンセリング事業を仕組化する準備もしています。

「イクメン」は例えです。シングルマザーだっているし、独身の人もいる。さきほどの元気な高齢者のように、サポーターがおじぃちゃんやおばぁちゃんだっていいし、医者でもいいし、NPOだっていい、もちろんパートナーや恋人だっていいわけです。僕自身アトピーが超絶悪いとき、ネットのコメントに救われたことだってあります。

アトピーが良くなる人の共通点は、思考だけではありません。サポーターがいることです。この仕組作りがアトピーが良くなる世界だと信じています。

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