みなさん、こんにちは過ごしやすい季節になりました。今朝もスターバックスのテラス席でコーヒーを飲んでたら、心地よくて眠ってしまった横井謙太郎です(笑)

もうしばらくするとジメジメの露に暑い夏がやってきますね

「汗かくとかゆくなる」という恐怖心があるので、嫌だなーと感じる人も多いのではないでしょうか?私の体験からは汗をかくことはとても良かったです。

この【前編】では、eQOL(イコール)のサイトで、改修医の清水先生に「発汗とアトピー性皮膚炎」というタイトルで掲載してもらったバックナンバーを紹介したいと思います。

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発汗とアトピー性皮膚炎 

学生時代に部活で一生懸命運動をしていた頃はアトピーの調子が良かったのに、夏になると調子が悪く、「汗が悪い」と感じている患者さんに多く出会います。

発汗とアトピー性皮膚炎を考える上で、非常に示唆に富んだ経験をさせてもらった患者さんに出会ったので、ここで紹介させていただきます

本来アトピーの人は、ドライスキンでうまく発汗できないことが多いように感じています。

30代のその女性は、当時アトピーがひどく、自分では全く汗をかかないと訴えており、夏は苦手、運動は嫌いで、仕事以外は家にこもりがちとのことでした。

ある日、その現状を打開しようと本来電車通勤している道のりを自転車で通勤してみたのです。

その日は猛暑日でしたが、朝の出勤時は比較的涼しかったそうです。夕刻の帰宅時は、34℃の中、約25分間自転車を漕いで帰宅したそうです。熱がこもって苦しくて、1時間ほど水風呂に浸かってやっと治まったとのことでした。

この患者さんが凄かったのは、その経験から逃げ出さず、モチベーションにして毎日自転車通勤を始めたことです。

しばらく続けるうちに半身だけ汗をかけるようになり、やがて全身発汗に至り、数カ月の内に湿疹はほとんど消失していました。

この患者さんと出会って改めて感じたのは、「過去の体験を良き未来に変えようというモチベーション」「そのモチベーションを向ける方向(この患者さんの場合は毎日の自転車通勤)」が非常に重要だということでした。 

私は「夏に悪くなるという患者さん」は、下記のように想像しています。

1.夏に悪くなるという患者さんは、湿疹があるところに発汗してくことで悪くなる。

2.その体験を大脳が認識して夏の到来とともに不安になる

3.そのことが条件付けされた免疫反応として皮膚病変を憎悪させる 

4.さらに掻いて悪循環になる

繰り返されているマイナスの反応に、その患者さんなりの何かの変化が必要で、そのことのお手伝いをすることがが医療の役割であると感じています。

             皮ふ科しみずクリニック院長 清水良輔
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みなさんいかがでしたか?ご自分の体験や今後の改善へのヒントになると嬉しいです。
次回の【後編】では、この清水先生の記事をふまえながら私の汗に対する考え方や対処法についてご紹介していきたいと思います

            横井謙太郎 

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