みなさん、こんばんは。NPO法人アトピーを良くしたいのケンタロウです。ジメジメした日が続きますね。今夏はエルニーニョの影響では5年ぶりの冷夏になるという予測があるそうですよ。夏は汗で痒くなるという方も多いと思いますが、冷夏と聞くと少しホッとしますね^^

さて、夏の対策というと、How to を知りたくなります。

・ぬらしたタオルで拭く
・氷枕で冷やす
・シャワーを浴びる
・服の素材を吸収性の良いものにする
・スキンケアをこまめにする
・エアコンを入れる
・扇子を持ち歩く

などなど、いろいろシチュエーションによってもできることできないことあると思いますが、わりと誰でも思いつくことばかりです。これはこれで重要なことなのですが、その前にやるべきことがあると思います。

SONY DSC

 

 

 

 

 

 

それは、「夏場、どんなところで自分は掻いていることが多いのか?」ということ。これを「セルフモニタリング」と言います。

「汗をかくとかゆい」というのはほとんどの人が該当すると思うのですが、これではセルフモニタリングとは言えません。詳細にみていく必要があります。例えば、「最寄りの駅まで通勤で歩いて汗をかいた後、電車に乗る頃に首が以上にかゆくなり、右手で首をガリガリ掻く」とか、「お風呂に入って、ソファでゆっくりテレビをみながら少し汗をかいていて、布団に入るころに掻いている」とか、「ジムでトレーニングをして汗のかき始めに擦るように掻いている」とか。できるだけ具体的に自分の行動を観察すると、自分でも明確でなかったことを発見します。

そこで、始めて対策が生きてくるわけですよね。

ただ単に「タオルで拭く」という対策で、掻かなければそれで良いのですが、できるだけいつもと違うユニークな自分なりの対策を考えてみると効果的だと思います。例えば、「最寄りの駅まで通勤で歩いて汗をかいた後、電車に乗る頃に首が以上にかゆくなり、右手で首をガリガリ掻く」というセルフモニタリングの対策は、「最寄り駅の改札を通った直後にお茶を買って一息つく」とか「いつもと違うホームの階段を使ってみる」とか「トイレに立ち寄って、鏡を見ながら汗を拭く」とか、何でもの良いのです。

ここでのポイントは「痒くなりだす前の行動に変化をつける」ということです。

「えー!そんなことで効果あるのー!?」という声が聞こえてきそうですが、もちろん効果がないケースだってあります。しかし、いつもの変わらない一連の行動の中で掻いている、言い換えれば「クセのように無意識に掻いている」ということがとても多いのも事実だと思います。みなさんも心当たりありませんか?

だから、掻き出す一歩前の行動に変化をつけることによって、掻く量を減らすことができるのです。これは皮膚科の学会でも発表されているんですよ。セルフモニタリングと自分なりの対処法をこの機会に考えてみてはいかがでしょうか^^

Pocket