こんばんは。NPO法人アトピーを良くしたい(アト良く)の横井謙太郎です。

 

アトピー新薬が、日本で来年に承認されようとしてることをご存じでしょうか。皮膚科医の間でも注目度はかなり高いようですね。米国では今年3月にすでに承認されている新薬「デュピルマブ」。疾病にかかわる体内のたんぱく質「IL―4」と「IL―13」の受容体に結合して両者の働きを抑えることで、皮膚症状を改善するそうで、4割のアトピーが改善しているという報告もあるそうです。

 

因みに、飲み薬でも塗り薬でもなく、自分で注射して使用することから、通院頻度も少なくなるのではと推測される。しかし、個人的には注射が大の苦手。ましてや自分で打つなんて~!

 

気になるお値段は、薬剤費が15万程度で、患者の自己負担は数万円となるそうです大きな副作用もないそうで、魅力的なものになるかもしれない。

 

けど、どうだろうか。ステロイドに代わって、プロトピックがでてきたときも期待は高かったけど、世の中的には何も変わらなかったしな。

 

それでも本当に4割が改善するのであれば、数万円かけても試す価値はあるか。薬がすべて解決してくれて、「アト良く」の必要性がなくなるのであれば、それはそれで本望だ。もっと創造すれば、「心理の要素」を加えて8割改善のような世界も夢ではないか。

 

 

本日、順天堂大学の、「難治性かゆみの克服を目指して」というシンポジウムに参加してきた。薬の研究の発表がメインだが、心理療法の重要性の発表もあった。皮膚科や研究者の間でも、徐々に心理的アプローチの重要性も広がりつつあると感じた。さて、民間からこの社会活動を起していきたいと思う。薬だけではなかなか解決しないと思っている。

 

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