こんにちは。NPO法人アトピーを良くしたいの中村亜希子です。

9月27日(日)に第41回アトピーサロンを開催しました。今回はとうきょうスカイツリー近く、駿河屋さんの宿泊体験型モデルルーム「空まめの木」をお借りしました。このモデルルームは微かな木の香りと柔らかい間接照明でとても居心地の良い空間です。

今回のアトピーサロンは女性4名、男性1名、スタッフ2名、合計7名でスタートしました。初めて参加される方が多かったですが、やっぱりアトピー話は尽きません。いろいろなシェアをしてもらいました。シェアすることの目的はいつもながら「発散」と「共感」です。今回も、シェアの内容をポイントでお伝えしていきたいと思います。

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・祖父母のいる長崎の海に入ったら肌がしっとりして調子が良くなった。帰ってきてからも海に入りたいと思い神奈川県の湘南に行ったが、波が強くて浸かっていられなかった。自宅の近くに海があればいいのに…(20代・男性)

・5年に1度悪化してしまう。昨年悪化した際思い切って仕事を辞めたところ薬を使用していないのにすっかり良くなった。今も身体に良さそうなものは色々挑戦している。(30代・女性)

・アトピーが良くなった経験を生かし、今度は自分が貢献しようと活動している。人の話を聞いていると自分が体験したことと重なり、かなり感情が入ってしまう。うまく線引きをすることが大事。(30代・女性)

・関西から関東へ引っ越し、新しい仕事が始まり環境ががらりと変わった。そしてアトピーが悪化してしまった。脱ステをして頑張っていたが、最近またステロイド治療をしようか迷っている。(30代・女性)

・大腸の病気で食事できなくなり点滴で栄養を摂る入院生活をしていたらアトピーが良くなった。お見舞いに来る人も驚いていた。しかし退院し再び食事するようになりアトピーの症状が出てくるようになった。(40代・女性)

今回のワークは「アトピーがどこかに行ったら、なにをしたいですか?」

海外に行きたい、色々な人に会いたい、ビキニを着たい、新しい洋服を買いたい…など、皆さんの色々な思いを聞くことができました。ここで大切なのは「前を向くこと」です。

世の中のほとんどの物事は原因と結果で成り立っています。アトピーに関しても何が原因だろう?と原因を追求してしまいがちですが、分からない原因を追求をして行き詰まったら、「どうしたら良くなるだろう?」と思考を切り替えて前を向くことも大切です。

ちなみに私はアトピーがどこかへ行ったら「日本のエステへ行きたい」と思いました。海外の、もう一生会うこともない人にはザラザラで色素沈着だらけの肌を晒せるけれど、日本人の前だと抵抗があるからです。しかし別の参加者の方は「海外のエステへ行きたい」と言っていました。日本ならアトピーだということを伝えられるし使用するオイルなどの成分も把握できるけれど、海外だと何を使っているか分からないし言葉が通じなくて怖い、と。

本当にアトピーに関する考え方感じ方は人それぞれ、百人百様ですね。

今回のおやつは小麦粉・チーズ不使用グルテンフリーのポンデケージョを作りました。コクを出すために味噌を使っています。甘くないおやつもたまにはいいですね!

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今日も「うんうん!」「それ、わかる!」が満載のアトピーサロンでした。「参加して本当にエネルギーをもらえた!」と言ってくださった方もいて、改めてこのアトピーサロンを大切にしていきたいと思いました。もしもひとりで落ち込んでいて解決しきれないときはこの場所へ吐き出しに来てほしいです。

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