こんばんは。NPO法人アトピーを良くしたい(アト良く)の中村亜希子です。本日第49回アトピーサロンを開催しました!男性2名、女性3名、スタッフ2名の計7名で行なったその内容をシェアしたいと思います。

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・19歳の受験シーズンに悪化。その後良くなるも就活中で再び悪化。ストレスでアトピーが悪くなると実感した。今は悪くなりそうだったらステロイドを塗るようにしている。悪くなってからではなく、前に使うのがポイント。そうすることでQOLが下がることなく生活できる。良くなったらステロイドを使うのをやめる。この繰り返しでうまくバランスがとれている。(20代・男性)

・幼少期から食物アレルギーがあり、中学からアトピーに。アトピーのこともあり学生時代は不登校になったりした。親元から離れ、自分で自炊をするようになってから「自分でアトピーを治そう」と強く思い、脱ステ中。その気持ちになってから、本当に良くなった自分がイメージができる。食事制限も挑戦しようとしたが、自分が良いと思うものを食べるように心がけている。(20代・女性)

・子どもの頃からアトピーだったが、25歳で過労のため悪化。脱ステをして4ヶ月、脱保湿もしている。シャワー後は、冷水と温水を交互にかけてから出ると身体がクールダウンされてかゆみが引く。今は週3でジョギングをしている。そのモチベーションは「アトピー改善のため」。汗をかきはじめると最初はベタベタだが、しばらくするとサラサラの汗になる。(30代・男性)

・息子がアトピー。兄妹にアトピーはなかったが、「アトピーだから」といって特別扱いはしなかった。運動もさせたし海にも連れて行った。そのせいか本人も「アトピーだから」という言葉は一切言わない子どもだった。子どもを守るためにはとにかく自分が元気でいなくては、と思い、心理学を学ぶようになった。(60代・女性)

・孫がアトピー。本人はとてもかゆそうにしているが、本気で治そうとしているようには見えない。その両親も放っておいているように見える。まだ学生なので、就職や結婚するまでには良くなってほしいと願っている。自分がこうして情報収集するだけでなく、本人に「アトピーを良くしよう」と思ってほしい。(70代・女性)

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今回はのワークのテーマは「家族」。アトピーの方・そのご家族の方に分かれてもらいワークショップを行ないました。はじめての試みです。

アトピーの方には「家族やサポートしてくれる人に対してどんな思いがありますか?」

これには満場一致で「感謝」でした。精神的、肉体的、金銭的に負担をかけてしまった。きっと親の方がつらかったと思う、、と。大人になってから改めて親の偉大さやありがたみに気づくこともありますよね。「尊敬」という言葉をあげてる方もいました。

そして「家族にどんなサポートをしてもらいたいですか?」

これは色々と意見が出たのですが、印象的だったのがケンカしないでほしいという意見。子どもは両親の不穏な空気を感じやすいのですよね。治療法などの意見の食い違いなどでケンカになることもあるかもしれませんが、子どもにとって両親の仲が良いことはとても重要なことのようです。

 

アトピーのご家族の方には「アトピーの本人に対してどんな想いがありますか?」そして「アトピーの本人にどんなことをしてきましたか?してあげたいですか?」という内容でした。

こちらも満場一致で「治してあげたい」。色々と情報収集のために出かけている方、色々してきたけれど今はあえて何もしないという方、様々でした。

よく「できることなら代わってあげたい」というご家族の方の言葉を聞きます。本人ではないから、なおさらつらい想いがあるのでしょう。本人側からすれば、その想いだけで充分だよ、と感じます。色々とやってあげたい気持ちはあるだろうしそれは決して無駄にはならないけれど、例えば親にすすめられた治療方にそのまま取り組むのと、本人が「アトピーを良くする」という気持ちを持って自ら選んで取り組むのではその改善するスピードが違うと思っています。アトサロ参加者の中でも、自ら取り組んだ人は良くなっている方が多いです。

なので、ご家族の方はいかに本人のモチベーションを上げられるかが重要ではないか、と思います。

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今回のおやつはナッツたっぷりクッキー!アーモンドとゴマをたーっぷり入れました。ビタミンEとセサミンがたくさん摂れます♪

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来月はいよいよアトサロ50回目を迎えます!!いつもと違うアニバーサリーイベントを考えていますので、お楽しみに〜^^

 

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