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プロジェクトについて

プロジェクトの背景

アトピー性皮膚炎の有症率は、5.5%と言われています。0~49歳日本の総人口が約7,000万人の5.5%は、約385万人のアトピー有症者がいることになります。かゆいだけの疾患と思われがちですが、実際はそうではありません。アトピー性皮膚炎は未だ解明されていない、原因不明な疾患なのです。

アトピー性皮膚炎の現状

アトピーをもっていない人から見ると、「ただかゆいだけの病気でしょ」とみられてしまうのですが、現実は尋常でないかゆみで夜寝ることができず、昼間に眠たく仕事に集中できなかったり、症状が悪化することで他人の目が気になり、結果的に結婚や恋愛、就職、仕事などに対して消極的になることもあります。また、重症化した場合は白内障やうつ病などを併発するケースもあります。

成人型の場合

大人になってからアトピーを発症した場合、急になるので精神的ショックが大きい傾向にあります。

女性の場合

化粧ができない、下着や着る服が限られてしまう、生理の前後で症状が悪化するなど、女性特有の悩みが多く聞かれます。

子どもの場合

第一子がアトピーだった場合、母親がどうして良いのかわからず大きな精神的不安を抱えることが多いことが特徴です。また、アトピーが原因で、いじめに発展するケースもあります。

何を信じていいのかわからない

現在、ステロイド治療がアトピーの標準治療とされています。さかのぼること20年前、あるニュース番組でステロイドは使うべきでないという報道されてから、ステロイドバッシングの時代に入ったと言われています。

「ステロイドをきちんと塗りなさい」というドクター。「ステロイドは絶対に塗るな!」というドクター。そこに民間療法が入り込み、余計混乱する世界になります。漢方、化粧品、スキンケア商品、水、温泉、サプリメントなどジャンルは様々。真剣に活動している企業もたくさんあるのですが、厄介なのはアトピービジネスといわれるような悪徳な業者も存在します。この混乱の中、どの情報を信じればいいのかわからないという方が非常に多いのです。

また、インターネットの普及により情報が簡単に手に入るようになった反面、「何を信じればいいのかわからない」に拍車をかけることになりました。

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