こんばんは☆NPO法人アトピーを良くしたいのケンタロウです。

今回は、アトピーが良くなった人に、自分を俯瞰して見てみては?という提案です。自分のアトピーがMAXひどかった頃、周りの人からあれこれと進められることに嫌気がさした時期があった。このクリームいいよ!このサプリメント飲むと治るよ!ステロイド使わなくて治るよ!民間療法がいいよ!食事はこれ全体食べちゃダメ!などなど、あげたらキリがない。もちろん、周りは心配してくれたり、多くの場合は親切心で言ってくれているが、そんな単純に薦めればいいってものでもない。

人間不思議なもので、これでアトピーが良くなったという体験があると、自分がイヤだったことを忘れ、人に薦めたくなるものだ。例えば、食事でアトピーが良くなったという人は、強烈に食事療法を人に薦めたりする。勘違いしてほしくないのは、食事療法自体を否定しているのではないし、実際に食事に気を使って良くなった人を知っている。ただ、Aさんには効果があったかもしれないが、Bさんに効果があるというエビデンス(証拠)は全くないということをきちんと認識しておくことが必要だと思う。

でないと、ただの押しつけになり、良くなるものも良くならない。また、今のアトピーの世界の何が問題か?と言うと、ITの普及と共に情報が錯乱し、何を信じて良いのかわからないということなのだ。なのに、これなら絶対良くなるとか、あれなら改善するとか、それぞれがそういった表現を続ければ、アトピーの世界は何も変わらない。

結局のところ、アトピーを良くするのはその本人(子供の場合は両親など)だ。さまざまな治療法がある中、自分自身のモチベーションを上げながら、自分の意思で何を選択していくかということが重要になる。それを、アトピーが治った人やドクターや家族が、邪魔するようではいけない。少なくとも「これでアトピーが良くなりますよ」という表現はやめ、「自分の場合はこれで良くなった」と表現を変えるだけで、その人はフラットに選択しやすいくなると思う。

つまり、「心底納得して自分が選択する」がアトピーを良くする上ではとても大切で、本人が納得するために、周りは言葉や伝え方を勉強し続ける必要があると思う。「これで良くなりますよ」はあまりに安易で、そもそも、それで良くなるのであれば、こんなアトピーの世界は困っていない。

これは、普段自分にも言い聞かせている。

SONY DSC

 

 

 

 

 

 

 

 

 

想いが強ければ強いほど危険だと思う。人のアトピーが良くなるということは、自分が主張するこではなく、アトピーであるその人のことを聴くことから始まるのだと思う。

少し長くなりました。この機会に俯瞰して自分をみてみてはいかがでしょうかー。まだ、今アトピーが悪い人は、良くなったときの自分のイメージを描いてみて下さいね。

では、また〜^^

Pocket