こんにちは。NPO法人アトピーを良くしたいの横井謙太郎です。

 

それぞれのお盆休みはどのようにお過ごしでしょうか。夏真っ只中。理事の中村とも、「首のあたりは、汗かくと気になるよね」とよく会話しています。夏の捉え方についてシフトしていきたいところです。「夏はアトピーが悪化する」➡「夏は、◯◯◯」どのようにプラスにシフトすることができるでしょうか。人から言われて正解を見つけるのではなく、自分で考えて、納得解をみつけることが必要です。創造力を膨らませることが大切です。女性のみなさん!妄想好きな人が多いと言われますが(そうじゃない人もいると思うけど)、ぜひアトピーについても自分の都合良いようにプラスに妄想してみてください。

 

「アトピーが治った。」を出版後、メルマガに登録してくれた方が増えました。ありがとうございます。アトピーを何とか治したい!家族のアトピーを何とかしたい!アトピーについて知りたい!そんな方たちが登録してくれているのだと思います。

 

先日、出版記念パーティを無事終えることができました。予定よりもたくさんの方がお祝いしてくださり、「アトピーの人々がHAPPYになる仕組みを創る」というミッションに向けて、益々気が引き締まる想いです。清水先生とのディスカッションでは、参加者のみなさんから質問を受けました。参加できなかった方のために、1つ紹介したいと思います。

 

「良い皮膚科医、悪い皮膚科はどのように見分けますか?」という質問に対し、良ちゃん先生は答えました。「難しい質問やなぁ、薬の説明をきちんとする皮膚科医はほとんどおらし、患者さんがどのような人生を歩んできたのか耳を傾けることがないからなぁ。患者さん主体でどうするか、どのように治療していくか枠組みを一緒に決められる皮膚科医は少ないです。」と答えました。私は、こう答えました。「皮膚科にわざと質問してみる。何をやってもうまくいかない、どうしたらいいですか?、皮膚科医の返答が受容してもらえる感覚があれば良い皮膚科医。医者が上で、患者が下という構造になりやすいけど、フラットな会話ができるかどうかが見分けるポイントなのではないでしょうか?」

 

因みに、灘駅前にある皮ふ科しみずクリニック(しみクリ)は、「治療は受付から始まっている」を大切にされています。これを聞いたときにこんな皮膚科ないなと感動したことを良く覚えています。ディスカッションの時間では他にもたくさんの方に挙手していただきお答えしていきました。また別の機会にご紹介したいと思います。

 

パーティでは歓談の時間をできるだけ多く設けました。たくさんの方が声を掛けてくださいました。「アト良くの活動応援し続けるよ」、「継続は力なりですね、いつのまにかここまで大きくなっているなんて」、「きらきらしてますね」、本当に幸せな一日でした。

 

さて、この書籍「アトピーが治った。」で最も伝えたかったことは、やり方論は百人百様、でもあり方論はある共通点が存在することです。7人の登場人物に「アトピーが良くなるためのターニングポイント」がありました。自分が決断・選択し、ある一種の戦闘モードに入っていることです。

 

例えば、ケース1の松本さんの場合は、横井との出会いがターニングポイントになっています。人から言われてとか薦められてではなく、能動的に自らWebサイトへ問合せをされてきたことがきっかけでした。出版後は書籍を読んでくださり、カウンセリングの問い合わせも増えています。https://atopyrecording.org/projects/counseling/

 

ケース4の渡邊くんの場合は、「海外へ渡航したこと」です。今までどんな治療をしてもうまくいかなかったアトピー人生だったけど、1つの覚悟がありました。海外留学してアトピーが良くなった人の情報を得て、自分もやてみてこれに賭けてみよう、もしダメなら海外で命をたつと決めて挑みました。

 

アトピーを良くしたいという強い想いからメルマガを登録したとか、治療にチャレンジしてみたなど、そういったことがターニングポイントになりうるということです。「アトピーが治った。」の1つの読み方として、「この人のターニングポイントはなんだったのだろうか?」という読み方も参考になると思います。https://www.amazon.co.jp/dp/442612011X/

 

私自身も辛い重度のアトピーを経験してきたので、そのときの感情がどのような状態にあるか痛いほどわかる。アトピーだと◯◯できないという感情に支配されます。何で自分ばっかりこんなにひどいアトピーなんだ、何をやってもうまくいかない、仕事も続けられない、これじゃ恋愛も結婚もできない、周りからの理解されない心ない言葉、やる気がでない…痛い、つらい、眠れない…

 

それでも、アトピーは自分で抜け出すことができることも経験してきました。この登場した7名全員がそうです。つらい状況や感情の中でも「どうやったらアトピーが良くなるのか?」ここに諦めずに向かい続けた。だからターニングポイントがあるのです。

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