こんにちは。NPO法人アトピーを良くしたい(アト良く)の横井謙太郎です。

 

気持ちの良い日曜日ですね。家の湿度は50%、ちょうど良いくらいです。関東は気温が30度を越えるそうなので、水分補給大切ですね。

 

今日は、ママとパパ、子供のアトピーというテーマで考えていきたいと思います。

 

アト良くの理事でもある、皮ふ科しみずクリニック院長の清水良輔先生がこんなことを言っていました。「ママと子供という組み合わせで診療にくることが多く、パパが治療に加わることで子供のアトピーが良くなることが非常に多い」と。

 

私が小学生だったときも、病院にいったり、漢方医のところへ行ったり、手かざしとういう宗教のようなところに行ったり、自然食品を取り寄せるのも、お弁当作るのも、夜寝かしつけるのも、学校へ連絡するのも、すべて母親がやっていました。父は若くして内装設計事務所を設立。仕事が順調なこともあり、子供の相手をする暇はほとんどありませんでした。

 

これは30年以上も前の話しですが、今もあまり変わっていないのでしょうはないでしょうか。時代の流れもあり、「イクメン」という言葉が定着しました。厚生労働省のデータによると、「27年度男性の育児休暇取得率」は2.65%です。もちろん、育休=イクメンではないと思います。しかし、女性の取得率が81.6%なのに対して、とても低い数値です。

 

いろいろな実態があると思います。「男性が育休!?」みたいな社内の目があり取得しづらい雰囲気や過去を踏襲している文化など。ディンクスから見れば、「休めていいな、早く帰れていいな」という自分の立場からしか物事を見ることができない問題があります。ここを解消するのは企業ですよね。

 

育児は大変なことです。さらに子供がアトピーだった場合、大変さはさらに膨らみます。ママや母親の負担は非常に大きいということですよね。母親の不安、ピリピリした雰囲気、苦労、辛さを子供は敏感に感じ取ります。ママはそれがわかっているから、誰の前でも弱音をはかず一生懸命笑顔でいようと努めます。これ理解している人が周りにいないとママはほんと疲れてしまうんです。

これを解消するには、パパの存在が大きいわけです。母親の不安、ピリピリした雰囲気、苦労、辛さを払拭できるのはパパです。パパが治療に参加することで、ママにゆとりがでてくる。それを子供が感じ取る。アトピーが良くなるという仕組みですシングルマザーの方もいるでしょう。祖父母、兄弟、友人、ドクター、保育園や小学校の先生、私たちNPO法人など。1つのチームというイメージです。いわば、アトピーの子をもつママを応援するためのチームづくりです。

 

最近、アトピーカウンセリングでは、ママ(母親)からの問合せが増えています。ママたちが元気になる仕組みを創っていきたいと思います。

Pocket