こんばんは、横井謙太郎です☆

みなさま、アトピーの調子はいかがでしょうか?首に2ヶ所、ベロンっと傷を作ってから2週間、やっと復活してきましたー

私たちは原因論の世界に生きていますよね。アトピーの世界でも原因論を考えることが大半ではないでしょうか。

例えば、

ホコリは悪いから掃除しなければとか、汗をかくとかゆくなるので汗をかかないようにとか、猫の毛が悪いからペットは飼えないとか、水が悪いからじゃないかとか、油が悪いからとか、お酒は飲まない方がいいとか、ステロイドは使った方がいいとか、使わない方がいいとか・・・とにかく常に原因探しをしているし、アトピーにはこれが悪いと言われるものが、本当にたくさんありますよね

この原因論を考えることが悪いということではありません。それでアトピーが良くなればそれで全く問題ないですし、良くなることが一番なのですからHAPPYなことです。しかし、アトピーがなかなか良くならないことが多いわけです

それに、あまりに多くのことを気にしすぎても、今度はそれがストレスとなりアトピーが悪化したなんて話もありますよね。

そこで提案なのですが、少し思考を変えてみるのはどうでしょうか

「掻く回数が減れば、アトピーが良くなる」 これは、多くの人がそりゃそうだろ!と言うし、でもそのかゆみを我慢できないから苦労してるんだろ!と言われると思います。

私もそうです。

大切なことはセルフモニタリング(自分観察)をして、自分がどんなタイミングで、どんな姿勢で、どこで、どれくらい掻くいているのか?

その上で、対策を考え工夫していくこと、いつものパターンを変えていくことです。

【ケース1】
掻く回数を数えるなんていう手があります。なぜ、これで掻く回数が減るのかというと(もちろん減らない場合もあります)、無意識に掻いていることが意識化するからです。いきなり掻くことを我慢するという発想ではなく、昨日よりも少しでも掻く回数が減っていけばいいと考えるとゆとりがあっていいと思います。

【ケース2】
帰宅後いつものソファに座り、テレビをつけて、服を脱ぎながら掻くという場合は、服を脱がずにテレビゲームをしてみるのもいいかもしれません。両手がふさがりますからうまくいけば、回数が減るかもしれません。

【ケース3】
お風呂上り、タオルで擦るように掻くという場合もありますよね。バスタオルは使わずバスローブを着てふかない。これも回数が減ってくる可能性があります。

うまくいかないことももちろんありますが、少しずつ掻く回数が減っていけば改善していくはずです。あれがダメ、これがダメと考えているよりも、回数を減らす工夫することの方がよっぽど突破口が見えてきます。

因みに、これを掻破日記(そうはにっき)と言って皮膚科学会でも報告されているのです。

自分なりの行動パターンとその行動パターンを変えることによって改善を目指すという、ひとつの考え方のお話でした。是非、おためしください

                                    横井謙太郎

Pocket