こんにちは。NPO法人アトピーを良くしたいの横井謙太郎です。

 

1年前にメルマガを始め、そのときにどんな想いで始めたのか、読み返していました。コラムではあまり書かないようなことも書いていますので、ぜひ読んでみてくださいね^^

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今日は第1回目です!購読頂いてる方の中には、僕自身をよく知って頂いてる方もいれば、まだお会いしたことがない方もいらっしゃると思います。ということで、この第1回目のメルマガでは、あらためて僕の自己紹介とアトピー歴をお伝えしたいと思います。

 

生まれつきアトピーで、母の話では病院で処方されたステロイドの服用と外用を幼稚園くらいまでしていたそうです。小学生になると、母の方針でステロイドをやめることになり、食事にとても気を使うことになりました。血だらけ、浸出液でベタベタ、カサブタだらけ、シーツはグチャグチャ、そんな毎日でした。きっと、みなさんの中にもそいった経験をされた方、今苦労されている方もいらっしゃると思います。

 

一気にステロイドをやめれば誰でもそうなります。足は特にひどく、伸ばすと傷が裂け激痛が走るので、「くの字」のまま学校に通っていたこと、家の中もハイハイで移動をしていたことをよく覚えています。普段は強がっているのであまり言わないのですが、このメルマガでは辛いことや事実を伝えていこうと覚悟しています。

 

中学時代はアトピーを理由にイジメにあったこともあります。「おい!お前、いっつもカサブタとってるよなー」とバカにされたり、面と向かって「お前きたねぇな」と皮膚を見られて言われたり、許せなくて思わず殴りかかったこともあります。そして、先生に呼び出され怒られたのは僕です。事実は誰も聴いてくれようとはしなかった。

 

高校・大学は、彼女ができたりして恋愛とアトピーについて悩み、2人で抱き合うときに皮膚を見られるのがイヤでイヤで、仕方ありませんでした。「ちょっと、電気消そうよ」何て言ってる自分に、「おい!男女逆だろ!」と心の中でツッコミを入れていました。突然、性格の不一致という理由で振られたこともあります。性格の不一致なんて意味わからない、アトピーが原因なんだと決めつけていました。今思えば性格に問題があったのかもしれませんが(笑)冗談ぽく書いてしまいましたが、当時は明るくしてなきゃやってられない…そんな感じもありました。

 

そして、転機は25歳の時にやってきました。顔、首、背中、お腹、腕、足。頭皮までズタボロになり10センチ程のハゲまでできました。仕事ができなくなるという恐怖心もありましたが、「よし、とにかくアトピー良くしよう!」って初めて心から思いました。

 

《それから2年後のある朝》

 

「あれ、すごく良く眠れた…あれ、夢か?イヤ違う…そっか、これが熟睡って言うんだ」

 

27歳のある朝、突如こんな日がやってきました。これは夢ではありませんでした。27年間で初めての熟睡です。睡眠時間はしっかりとっていても、これまでずっとかゆくて眠れなかったんですよね。現在38歳。ほとんど傷になるほど掻くことはありません。腕の間接部分をアトピーでない人の皮膚と比べると
角質化していたり、首に線が入っていたり、あともう一歩!というところです。

 

25歳から27歳までの2年間でどのようにアトピーを良くしたきたのか、横井流を真剣にお伝えしていこうと思います。また、3年前、皮ふ科しみずクリニック院長清水良輔先生との出会いは自分の人生に大きなインパクトをもたらせました。自分の体験と30年以上もアトピー患者を診てきた彼の話しがあまりにも一致しているため不思議な気持ちになりました。もっと早くにこんな先生と出会えることができたら、もっと気持ちを楽に結果がでただろうと思います。良ちゃん先生との会話をこのメルマガに書くことも許可をいただいていますので、今後ぜひ参考にしていただければと思います。

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どうやって良くなったのか?と良く聞かれます。みなさん、やり方や手法の正解がほしいようです。やり方論は大切な要素の1つ。でももう1つの要素は、あり方。これは、僕が25歳のときに、「よし、良くしてやろう!」と決定したことを指します。そして周りにも良くすることを伝えました。ただ、それだけなのです。その勇気がもてるかどうか。ただ、それだけのことが、大きく左右します。もし、勇気がなかなかもてなければ、縦の関係ではない、横の人間関係をどれだけ作れているかによって、その勇気をもてるかどうかが決まります。サポートしてくれる人は横の関係です。みなさんは、横の人間関係がどれだけあるでしょうか。

撮影6

詳しくはまたメルマガでお伝えしていきたいと思います。ところで、最近ではメルマガを配信すると直接返信をいただけるようになりました。「楽しみにしています!」とか「いつも読んでいます!」などの励ましの言葉や、悩みの相談をいただくようになりました。一つずつ返信をさせていただいています。少しでも力になれるのであればという想いで。みなさまのアトピーが良くなりますように☆

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