こんにちは、アトピーを良くしたい ブログ担当の齋藤です。
9月３０日（土）「ハッピー健康フェスタ」で行われた講演会の開催報告をさせていただきます！
講演会は
・駒澤大学心理学科教授 八巻 秀先生「アドラー心理学が教える幸せな家族の作り方」
・共立荻野病院 荻野宜子先生「心身ともに健やかに過ごすために〜予防医学の観点から」
・八巻先生と荻野先生とNPO代表の横井さんを交えたトークセッション
の３本立てでした。
会場はほぼ満席で大盛況でした！
最初に行われたのはアドラー心理学の一人者である八巻先生のお話です。
過去にブームとなったアドラー心理学ですが、
今回の講演会ではアドラー心理学の考え方を応用し、
「良い人間関係」「家族関係」を作ろうというお話をしてくださいました。
「家族間のより良い対話のための５つのヒント」として八巻先生が提示くださったのは下記の５つです。
・問いかけのスタンスを大切に
・意見を言うときは「私・メッセージ」で
・常にリスペクトの行為を心がける
・カチンときたときなどは「どうしたの？」
・「聞く」と「話す」を分けてみる
断定、否定口調をやめて、相手の話に耳を傾けて対話を意識してみたり、
イラっとした時にはひと呼吸おいて、相手がなぜその行動をとったのか問いかけるなど、
冷静に対応をすると相手との関係も良い方向に向かいそうです！
また、自分の意見を言う時には「私は」を主語にする「アイメッセージ」を意識することで
自分と相手との間に言葉を置くことになり、相手の主体性を尊重することにつながります。
また、対話関係を作る言葉として
・ありがとう
・嬉しい
・助かる
の３つを積極的に口に出して伝えましょう、ということもお話いただきました。
家族はもちろん、いろんな人間関係においても大事なコミュニケーションですよね。
普段の生活からぜひ意識をしてみてください。
２つ目の講演会はマインドフルネスの研究もされている医師 荻野先生のお話です。
「マインドフルネス」とは身体の五感を集中させ、「今この瞬間」に集中することです。
まずは「深呼吸を意識をして生活してみよう」というのが荻野先生からの提案でした。
例えば、高血圧の方は血圧を測る前が緊張のせいで血圧が上がりやすい、深呼吸をすると血圧が戻る。という事例もあります。
それほど深呼吸は体に影響を与えると言われています。
講演会の中でも「マインドフルネス」を試してみよう、ということで数分間のワークを行いました。
行ったのはペアになるワークです。
①相づちもせず、ただ相手の話を聴くことだけに集中する
②相手の話を要約して話してみる
を皆さんにも実践してもらいました。
日常生活のコミュニケーションでも相手と話をしながら「リアクションしなきゃ」「次なんて言おう」ということを
つい頭で考えしまいますよね。
それが相手の話に集中する阻害要因となっていることもあります。
そのため、たまにはリアクションをせず、ただ「聞く」ということに集中して
相手と向き合う時間を作ってみてほしい、というお話をいただきました。
先の八巻先生のアドラー心理学とあわせて、ぜひ日頃の生活から実践していきたいですね！
荻野先生はマインドフルネスの活動として元フジテレビアナウンサーの内田恭子さんとプログラムも実施されています。
マインドフルネスに興味を持った方はぜひこちらもチェックをしてみてください！
内田恭子さんのマインドフルネスに関するHPはこちら
内田さんと荻野先生の対談ページはこちら
最後は八巻先生、荻野先生とNPO代表横井の３名でトークセッションを行いました。
会場から出た質問に対して３名でディスカッションをしていただきました。
もっと話を聴きたい！という声もいただくほど盛り上がった講演会でした。
参加いただいた方からは
・家庭ですぐにでも使えそうな内容でした。
・講演会の雰囲気がよく、先生のお話もわかりやすく楽しかったです！
といった感想をいただきました。
たくさんの方にご来場いただきありがとうございました。
家族や身近な方のコミュニケーションにぜひ活用してみてくださいね！
以上健康フェスタで行われた講演会の詳細レポートでした！
次回のレポートをお楽しみに！
