みなさん、こんばんは〜☆NPO法人アトピーを良くしたい(アト良く)の横井謙太郎です。
先日、池上彰さんの番組で、アレルギーやアトピー性皮膚炎について特集されていました。観た方もいらっしゃるかと思います。
池上彰さんと言えば、元NHK社会部の記者としてよく知られていますが、今は日本を代表するジャーナリストです。テレビでも新聞でもよく見るので知らない人はいないくらいですよね。
私も池上さんの本を読んだり、番組は録画をして観るくらい好きですが、受け入られている最大の理由は、「とにかくわかりやすい」ということですよね。そして、あのちょいちょい入れてくるダジャレ(笑)政治経済を中心に、難しく深刻な話題を取り上げることも多いですが、このオヤジギャグともいえるダジャレに和まされます。
さて、番組を見逃した方のためにどんな内容だったかご紹介したいと思います。大きく分けると2点あります。1つは黄色ブドウ球菌とアトピーの関係性。もう一つは、腸内フローラとアレルギーの関係です。
まず、黄色ブドウ球菌ですが、食中毒の原因になったり、体臭の元となると言われているあれですよね。慶応義塾大学で研究が進んでいます。昨年、アトピーの原因は黄色ブドウ球菌というニュースが流れていました。ただ、あくまでも、マウスを使った実験段階でわかってきたことですから、すぐに何か良い治療が出てくるわけではありません。
番組では、表皮ブドウ球菌が黄色ブドウ球菌を広げない役目をもつということを実験していました。表皮ブドウ球菌は肌を守る役目があることごわかってきたそうです。ニキビの女性が実験し、その結果水分量があがり、見た目にも赤いニキビが薄くなっていました。今後、この表皮ブドウ球菌をアトピーの治療にも役立つのではないか?ということで研究を進めているそうです。
2つ目は腸内フローラとアレルギーの関係性。
腸内には100兆個の細菌がいて、様々な菌が集まっていることを腸内フローラと言います。いろいろな菌が共存しあっているため、人によって、どの菌がどれくらいの割合いるかというが変わってくるそうですよ。
よくビフィズス菌は腸に良いと言われますが、なぜ良いのかということを解説してくれていました。腸内フローラが悪い状態というのは、それぞれの菌がバラバラにいることだそうです。菌ごとにグループ化している方が菌が元気でいてくれるそうです。そこで、活躍するのがビフィズス菌です。グループングしてくれる役割があるそうで、それぞれの菌のグループが活発になると、そこに悪いウィルスが入ってきても、入る隙がなく撃退することができるんですって。
まさに、ビフィズス菌は、「腸を整える」のですねー。
腸内フローラにいる菌の種類や数は、人によってバラバラです。ヨーグルトもいろいろな種類が販売されてますよね。どのヨーグルトが自分にあっているかは、1週間ほど続けてみて、便の調子がいいなとか、体調がいいなと観察することが大切だと解説していました。人によって違うということがポイントですね。
また、腸内細菌が餌にできるのは食べ物だけですが、サツマイモ紅天使は食物繊維がとても高いそうです。いろいろな食物繊維をバランスよく摂ることが、腸内フローラの調子が良いと言えそうですね。
先日の神戸で開催したアトピーサロンでも、R-1が合う人もいれば、LG21が合うという方もいました。ゲームというと語弊があるかもしれませんが、こういうことを楽しみをもって探していけるといいですよね。
それでは、今日はこのへんで。みなさまのアトピーがよくなりますように☆