いつ頃から発症し、アトピーはどんな状況だったのでしょうか?
顔と首以外は全身にアトピー
母の話しでは、2歳頃から発症し、ステロイドの塗り薬を処方されていました。
小学生の頃は、顔と首以外は全身にアトピーが広がっていました。幸いなことに顔には症状がでないタイプであったため、助かっていた面もあるかと思います。でも、体育の時間は長ズボンを履くことは許されなかったため、アトピーが人目につくことが本当にイヤでした。
隠しきれるわけがないのですが、バンソウコウを3つも4つも貼っていたことを思い出します。今思えば、アトピーではなく、ちょっとしたかすり傷のように見せたかったんだと思います。
ステロイドはできるだけ使わない
中学生の頃は、びわの葉・アロエ・馬油・ツバキ油・どくだみエキスなど、あげたらキリがありませんがいろいろと試し、ステロイドはできるだけ使わないようにしていました。
何によって改善したかは正直よくわかりませんが、高校生になるころには顔以外全身アトピーだった症状が腕や膝の裏など局部的になってきて、小さい頃と比べると改善してきたことを実感することができました。
ここで完治してくれれば良かったのですが、そうはいきませんでした。
第一子を出産した後、肌が過去最高にキレイに
22歳で結婚をして主人の家族とも同居をするようになってから、アトピーがまた悪化しだしました。腕や膝裏のジュクジュクは過去最大に悪くなりました。
それでもステロイドはできるだけ使いたくなかったので、青汁、馬油、強酸性水などいろいろと試しましたが、それでも全く良くならずいつも包帯をまいている状態でした。
そうこうしているうちに妊娠していることがわかり、妊娠中アトピーはひどいままの状態が続きました。ここで自分でも驚くようなことが起こります。ホルモンのバランスもあると思いますが、第一子を出産した後は、肌が過去最高にキレイになり、これはもうアトピーは完治したと思ったほどでした。
しかし、またアトピーの症状は悪化しました。
3~4年の間に改善と悪化の波を繰り返し
その後、両親とは別で暮らすことになり、これがまた驚くほどにアトピーが改善しました。事情があり6ヶ月後に再び同居することになりまた悪化。そして第二子を授かり、出産をするとまた改善、またしばらくすると悪化し、さらに両親と別居することになりまた改善するという、3~4年の間に改善と悪化の波を繰り返しました。
アトピーの状態が良くなったきっかけは何だったのでしょうか
ストレスや食事が密接に関係
自分の過去を振り返ると、ストレスや食事が密接に関係しているということは明確でした。主人の家族は、自営業でさまざまな意見を言い合い、外食好きでもありました。自分自身が遠慮してあまり自分を表現しないことが多かったのだと思います。自分でも気づかないうちにストレスをため込み、食事も外食が多かったためアトピーが悪化していたと思っています。すべてにおいて自分が後回しになってた当時の私に、「もっと正直に話しちゃっていいんだよ。」って言ってあげたいですね。
あやさんにとって、「アトピーが良くなるために大切だと思うこと」は何でしょうか?
カラダは「ココロ」と「食べるもの」で作られる
カラダは「ココロ」と「食べるもの」で作られると思っています。
「ココロ」は、ストレスをためこまないということがもちろん大切ですが、当時の私は「人に何かを頼むと迷惑になるのではないか?」という考えでいっぱいでした。お願い上手になることがとても大切で、それを実践してみると相手は迷惑ではなく嬉しく思ってくれることの方が多いことに気が付きました。
また、「食べるもの」については、カラダに優しいものを見極める力が大切です。例えば、白砂糖ではなく黒砂糖にするとか、白米だけでなく少し玄米を入れてみるとか、食品添加物はできるだけ避けるとか、あまり気にしすぎるのも良くありませんが、ほんのちょっとの差の積み重ねによって腸内環境が改善され、免疫力が強くなることで健康なカラダを作っていくのだと思います。
現在は自分の経験を活かしたいと思い、カウンセリングとローフードの資格を取り、カウンセラーとして他のアトピーの方と交流をしながら、新たな人生を歩んでいます。
2014年1月17日